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Channel: カナダからこんにちは
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カナダの国立公園法

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アルバータ州では古代生物や恐竜の化石が数多く発見されています。
 
今現在も発掘調査が行われている場所もあり、アンモナイトや三葉虫などの
 
化石が見つかることで有名なマウント・スティーブンでは、立ち入り自体に
 
制限が設けられています。
 
制限区域には監視用のカメラとセンサーが設置されていて、不法侵入者はす
 
ぐにバンフの公園管理局に通報されるようになっており、専門ガイドさんが
 
同行するハイキングに参加しない限り、個人での入山はできないようになっ
 
ています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2013.8.6 ロイヤル・ティレル古生物博物館にて
イメージ 2
 
 
 
どちらも、すごい形で見つかったもんだっ!!
 
 
 
イメージ 3
 
 軟体びっくり人間 or ヨガ
 
 
 
 
バンフやジャスパーには化石を売ってるお店がありますが、化石に興味があ
 
る人なら『 お店で買うより、自分で発掘したい!! 』と思うでしょう。
 
( 私もそのタイプ )
 
でも、国立公園内で見つけた化石を持って帰ることは禁止されています。
 
化石に限らず、国立公園内の動植物や岩石なども持ち帰り禁止。
 
もちろん、角もダメです
 
バンフ近郊の山では松茸が自生していますが、それがどんなに魅力的な物で
 
あっても個人が所有するのはダメなんです。
 
 
 
 
 
松茸食べたいなぁ~
 
 ε=(・д・`*)ハァ…
 
 
 
 
 
 
2006年にこんな話しがありました・・・
 
バンフ国立公園からカモメの死骸を持ち出した32才の男性に、100ドル
 
の罰金刑が下りました。
 
国立公園法によると、国立公園内から野生動物を持ち出した場合最高で2000
 
ドルの罰金が言い渡されるのです
 
 
 
 
 

キャンモア( バンフの隣町 )のガソリンスタンドで働く男性は、バンフを訪
 
れた際にボウ川のほとりで子供がカモメに石をぶつけて殺したのを目撃し、
 
その死骸を拾って車のフロントシートに置きました。
 
その後、キャンモアに帰った男性がガソリンスタンドで燃料を補給してたと
 
ろ、警察官が車内にある鳥の死骸を発見。
 
質問したところ、男性は正直に経緯を話したという。
 
警察官曰く『 素直に話したことが、彼を窮地に陥れた。銃でカモメを撃った
 
わけでもなく、ごみを拾うように鳥の死骸を撤去しただけなのに 』と述べた
 
そうです。
 
 
 
 
 

男性は裁判官に対し、鳥を拾った理由を『 拾うべきだと思った、国立公園内
 
には鳥の死骸を拾うことが犯罪だとはどこにも書いていない 』と主張。
 
男性に前科はなく悪意もなかったことから100ドルの罰金で済んだそうです
 
が、国立公園ではこのようなことがあるので、安易に自然の物を拾うのはや
 
めましょう・・・という話しです。

 
 
 
 
 
 
それにしても、警察官は『 正直に話したことが、彼を窮地に陥れた 』と言っ
 
てますが、正直に話さないという選択がもしあったとしたら、彼の罰金は1
 
00ドルで済まなかったんじゃないだろうか
 
 
 
 
 
なんかモヤモヤする
 
 (。´-ω・)nnn~
 
 
 
 
 
 
 
せっかくなので、ちょっと珍しい化石を紹介します
 
 
 
 
 
 
 
 
 
巨大なアンモイト
イメージ 1
 
上2枚の写真と同日撮影
 
 
 
 
現在アンモナイトは世界中いたるところで発見されていますが、アルバータ
 
州南部で発見されたアンモナイトの化石は、オパールのような輝きをもった
 
化石だったのです。
 
この奇跡の化石は国際貴金属宝飾品連盟によってアンモライトと名づけられ
 
宝石として現代に蘇りました。
 
現在ではアルバーター州だけでしか産出されていないらしく、これもカナダ
 
の貴重な資源となっています。
 
 

 
 
イメージ 4
 
 
明日はバンフでキャンプ~
 
 
 

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